2月5日から広域接種センター稼働 沖縄県、コロナワクチン3回目接種の日程案も発表

 玉城デニー知事は24日、沖縄県庁で記者会見を開き、県内3カ所に設置する予定の新型コロナウイルスの広域ワクチン接種センターを2月5日にも稼働すると発表した。名護市大南の県北部合同庁舎と那覇市若狭の那覇クルーズターミナルは来月5日から、沖縄市胡屋の総合結婚式場NBCは来月6日からとなる。

 予約開始は1月29日以降を予定しており、予約方法は今後発表する。接種人数は県北部合同庁舎が1日250人、NBCと那覇クルーズターミナルは各500人を想定している。ワクチンはモデルナ社製を使用する。

 県は同日、ワクチンの3回目接種スケジュール案を発表した。現在、自治体と連携し、2回目接種から6カ月以上経過した医療従事者や、高齢者施設などの職員や入所者へ接種を促進している。

 2月には一般高齢者の追加接種が本格化する見込みだ。すでに石垣市など一部地域では実施されており、今後、高齢者施設入所者などの接種が一定程度完了した場合、接種時期を早めるという。

 3月以降は、2回接種から7カ月が経過した64歳以下が対象となる。こちらも、高齢者の接種状況によっては2月中の開始もあるという。(嘉陽拓也)

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