【足利】市は24日までに、市制施行100周年を記念して制定した市の木「イチョウ」、市の花「フジ」、市の鳥「カルガモ」のデザインを決定、公表した。
インターネットを利用して不特定多数の人に業務を発注できるクラウドソーシングサイトに寄せられたイチョウ106点、フジ72点、カルガモ79点のデザイン案の中から昨秋、各5点の最終候補を選定。無料通信アプリLINE(ライン)で市民らから投票を募り、最多得票作品を採用した。
作者は3点とも大阪府在住者で、イチョウとカルガモは同一人物。市はサイト上の登録名しか把握していないが、サイトを通じ報酬各3万円を支払ったという。
作者が寄せたコメントによると、イチョウとカルガモは愛着感・楽しい印象と、今までの枠を飛び出して明るい未来へ前進するイメージ。生命力にあふれた市の自然に親しんでもらうことを意図して創作した。フジは「優美」をテーマにしたフォーム。花言葉「優しさ」と風に舞う美しさをイメージし、誰にでも分かりやすいナチュラルなシンボルを目指した。