海の豊かさ守ろう 啓発ポスター作成 市役所など掲示 妙高高原北小4年SDGs学習

 SDGs(持続可能な開発目標)を総合学習のテーマにし、17の目標から「海の豊かさを守ろう」を選んで活動してきた妙高市立妙高高原北小の4年生が啓発ポスターを作った。このほど市役所を訪れ、入村明市長に手渡した。

ポスターを入村市長に手渡す児童(17日)

 同校によると、4年生12人はプラスチックごみによる海洋汚染問題に関心を持った。ポイ捨てされたごみが海に流れ、かけらとなったものを魚が餌と間違えて食べることに危機感を抱いた。学校から直江津へ向かう国道18号沿いや直江津海岸でごみを拾う活動などに取り組んだ。

ポスターを入村市長に手渡す児童(17日)

 ポスターはB1判。2021年と2050年の海を対比し、50年には魚よりプラスチックごみが多くなることを警告する。明と暗の色使いで危機を訴え、豊かな海を守るために行動を起こすことを呼び掛けた。

 デザインが採用された中村笑丸さんは「ポイ捨てを減らす意味を込めて描いた」と話した。

道の駅あらい・くびき野情報館での掲示

 受け取った入村市長は「素朴さがいい。思い、ストーリーがある」と絶賛していた。

 ポスターは市役所の他、国道18号沿いのインフォメーションセンター、店舗や、社員が4年生と一緒に活動した無印良品直江津に掲示されている。

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