家庭教育支援で大臣賞 都農の団体「さん・さん」

都農町家庭教育応援団「さん・さん」が行った親子交流活動(町教委提供)

 都農町家庭教育応援団「さん・さん」が、家庭教育支援チーム活動の文部科学大臣表彰に輝いた。保護者向けの学習会や親子交流活動を開き、保護者同士が悩みを共有する機会や家庭教育の充実を積極的に図っている点が評価された。
 「さん・さん」は、県の「みやざき家庭教育サポート推進事業」のモデル地区指定を受けて2019年9月に発足。町教委が委嘱する家庭教育支援員、保護司や企業関係者ら幅広い人材が活動に協力している。
 親子が絆を深める場として農園を運営し、門松作りも実施。ワークショップ型の県の学習プログラムを活用して、保護者同士で子どもの生活リズムについて語り合う機会も設けている。
 町教委教育総務課の山之口忍係長は「悩みや不安を抱える保護者が減るよう、表彰を励みに学び合いの活動を継続したい」とする。
 表彰式は2月4日、文科省である。同町は21年度、優良PTA(都農小)、キャリア教育(町教委)でも文部科学大臣表彰を受けており、トリプル受賞となった。

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