広がれ「フードドライブ」 相鉄ローゼンが実施店舗拡大 レトルト食品、缶詰などの食品を受け付け

フードドライブ実施店舗に設置されている、食品の回収ボックスの一例(相鉄ローゼン提供)

 相鉄ホールディングス(横浜市西区)と相鉄ローゼン(同)は24日、各家庭から未使用の食料品を集め、福祉施設などに提供する「フードドライブ」の実施店舗を新たに10店舗増やした。食品ロスの解消などにつなげたいという。

 県内では「そうてつローゼン 白根店」(同市旭区)や「同 湘南山手店」(横須賀市)など9店舗を追加した。都内にも対象を拡大し、「同 成瀬店」(町田市)でも展開。フードドライブを行っている店舗数は計17となった。

 実施店舗では、専用の回収箱を設置。常温で保存できるコメやレトルト食品、缶詰など、未開封かつ賞味期限が明記され、残り2カ月以上ある食品を受け付けている。集まったものは、フードバンクかながわ(横浜市金沢区)を通じ、子ども食堂などに提供するという。

 担当者は「多くのお客さまに関心を持っていただいている。今後も状況に応じ、実施店舗数を拡大していきたい」と話している。

 両社は昨年4月、取り組みを開始。同12月までに計7772点の食品をフードバンクかながわに寄贈したという。

© 株式会社神奈川新聞社