北・東日本 2月前半は寒気影響受けやすい 沖縄・奄美は多雨 気象庁1か月予報

気象庁は27日(木)、向こう1か月(1/29~2/28)の天候の見通しを発表した。 北・東日本は、期間の前半を中心に寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか低くなりそうだ。  沖縄・奄美は、期間の前半を中心に低気圧や湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は多く、日照時間は平年並みか少ない見込み。3か月予報(1月25日発表)での2月の予報に比べて、期間の前半を中心に低気圧や湿った空気の影響を受けやすい見通しに変わったため、多雨の可能性が大きくなった。

 1週目(1/29~2/4) 冬型の気圧配置となりやすく北・東日本は低温傾向で、日本海側は平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多い見込み。沖縄・奄美は低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。

 2週目(2/5~2/11) 寒気の影響を受けやすく、北・東・西日本は低温傾向。沖縄・奄美は1週目と同様に低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。  3~4週目(2/12~2/25) 全国的に平年と同様の天候が見込まれる。西日本、沖縄・奄美は寒気がやや入りやすい見通し。

北陸に「低温に関する早期天候情報」

 北陸の向こう2週間の気温は、寒気の影響を受けやすいため平年並みか低く、特に2月3日(木)ごろからの5日間ほどはかなり低くなる可能性がある。このため、新潟地方気象台は北陸に「低温に関する早期天候情報」し、農作物の管理に注意するとともに、水道管の凍結等にも留意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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