ドンキ従業員、チームワークで人命救助 宇都宮

救命活動に当たり、感謝状を受けた6人

 宇都宮市中央消防署は26日、馬場通り2丁目の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ宇都宮店」で心停止した男性客を救命したとして、同店従業員6人に感謝状を贈った。

 6人は谷口真紀子(たにぐちまきこ)さん(43)、田沢恵美子(たざわえみこ)さん(55)、木野茂徳(きのしげのり)さん(40)、片山初美(かたやまはつみ)さん(52)、安部敬(あべたかし)さん(44)、三浦翔(みうらしょう)さん(30)。

 昨年10月9日正午すぎ、レジにいた買い物客の50代男性が突然倒れた。心停止していたことから6人が連携し、自動体外式除細動器(AED)による応急処置を行い、駆け付けた救急隊を誘導するなどして救命活動に当たった。男性は一命を取り留めた。

 同署の松井光広(まついみつひろ)署長は「素早いチームワークで命を救った。まさに命の恩人」と謝辞を述べた。店長の谷口さんは「自然と従業員が集って脈を取り、AEDを装着するなど的確に役割分担ができた。命が助かり本当に良かった」と話した。

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