夜の活気また消える 宇都宮中心部 人通りまばら、店閑散 栃木県内、重点措置初日

がらんとした店内で仕込みをする牛丸さん。「感染者が増え時短営業もやむを得ない」と受け止める=27日午後7時50分、宇都宮市馬場通り2丁目

 新型コロナウイルスの感染拡大で県内全域に「まん延防止等重点措置」適用初日の27日夜、宇都宮市中心部はシャッターが下りた店が目立ち、人通りはまばらだった。自主休業に踏み切った店も多く、県の要請を受けて営業時間を短縮した店も閑散。夜の街から活気がまた消えた。

 重点措置初日は、ただでさえ客足が伸びにくい平日となった。「厳しいですね」。宇都宮市の大通り沿いで小料理店「炭火小料理ことり」を営む牛丸慎之輔(うしまるしんのすけ)さん(32)はがらんとした店内を見渡し、声を落とした。

 2020年3月開店。コロナ禍に約2年間、振り回され続けてきた。それでも昨年10~12月は活況で「やっとオープンできた気がした」という。

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