17人の証言によって浮かび上がる新たな視点 「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」予告

4月1日より劇場公開される、2021年4月よりテレビ東京にて放送されたテレビアニメ「オッドタクシー」を再構成し、最終回のその後も描かれる「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」の、予告映像が公開された。

「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」は、テレビアニメ「オッドタクシー」を新たな視点で描いた作品。偏屈で無口な変わり者の小戸川。個人タクシーの運転手として働きながら、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。そんな小戸川は、思いがけず「練馬区女子高生失踪事件」に巻き込まれてしまう。事件には、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生などがからみ、混沌としていく。多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見たかに見えた事件。だが、関わっていた人々の証言をつなぎ合わせることで、事件の新たな輪郭が浮かび上がってくる。

公開された予告映像は、タクシー運転手・小戸川が関わった事件について、事件の関係者17人が証言するというもの。一人の男性が「意味分かんないですよ。失踪した女子高生乗せてるらしいし、裏でヤバい奴らとも絡んでる。何なんですかあのタクシードライバー」と話し出し、雨の中で立ち尽くす小戸川の姿が映し出される。さらに、「昔から変だよ、あいつは。他人が嫌いで皮肉屋で」「乗せたんだよ。練馬の女子高生」「多分のし上がるためなら殺人だってできると思う」など、一連の事件に関わったキャラクターたちが次々と不穏な証言をする。

予告映像は、一台のタクシーが映し出され、「どちらまで?」と聞く小戸川の声が聞こえる。そしてテレビアニメの最終回で流れた笑い声とともに、「もしかして覚えてない?」と尋ねる一言で終わる。

【作品情報】
映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
2022年4月1日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国公開
アスミック・エース
©P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

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