冷え込みの原因は流氷?

きょうの日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、日本海側は雪で沿岸は吹雪く所があるでしょう。太平洋側は晴れ間がありますが、空気の乾燥が続きそうです。
けさは北海道で氷点下25℃以下の地点があるなど、特に北海道の東部で厳しい冷え込みとなっています。原因は先日、接岸したとみられるオホーツク海の流氷です。北海道の東部は流氷が接岸するとシベリアのような大陸続きになること、さらに流氷で海が閉ざされ晴れやすく、地面から熱が逃げる放射冷却が強まり、特に厳しい冷え込みとなります。
この先も全国的に気温は平年よりやや低い日が多く、凍えるような厳しい寒さが続きそうです。

気象予報士・益山 美保

画像について:30日午後9時の予想天気図。

© 株式会社ウェザーマップ