映画監督カップルのひと夏の物語 舞台はイングマール・ベルイマンが愛した島 「ベルイマン島にて」公開

「あの夏の子供たち」「EDEN/エデン」などのミア・ハンセン=ラブ監督最新作「ベルイマン島にて」が、4月より劇場公開されることが決まった。

「ベルイマン島にて」は、映画監督のイングマール・ベルイマンが愛した島を舞台に描くひと夏の物語。映画監督カップルのクリスとトニーは、アメリカからスウェーデンのフォーレ島へとやって来る。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていた二人は、敬愛するベルイマンが数々の傑作を撮ったこの島でひと夏を暮らし、インスピレーションを得ようと考えたのだ。やがて自身の初恋を投影した脚本を書き始めるクリス。結末がどうしても思い浮かばず悩むクリスだったが、島で見つけた新しい暮らし方や思いがけない出会いが、彼女の心模様を変えていく。

スティーヴン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど、巨匠と呼ばれる映画監督たちに多大な影響を与えたイングマール・ベルイマン。ベルイマンの熱狂的な支持者の一人であるミア・ハンセン=ラブ監督が、ベルイマンの原風景と言われるスウェーデンの島を舞台に作り上げた。

クリスを演じるのは、「ファントム・スレッド」でダニエル・デイ=ルイスと共演したヴィッキー・クリープス。トニー役を「海の上のピアニスト」のティム・ロスが演じるほか、劇中劇として映像化されるクリスの次回作には、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカと、「パーソナル・ショッパー」のアンデルシュ・ダニエルセン・リーが登場する。

【作品情報】
ベルイマン島にて
2022年4月、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
配給:キノフィルムズ
© 2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma

© 合同会社シングルライン