主題歌=ゆず「風信子」  阿部寛、北村匠海による親子の不滅の絆 「とんび」予告編

4月8日より劇場公開される、親子の絆を描いた重松清のベストセラー同名小説の映画化作で、阿部寛と北村匠海が共演する映画「とんび」の主題歌が、ゆずの描き下ろし楽曲「風信子(ヒヤシンス)」に決まった。主題歌を使用した予告編も公開された。

今年デビュー25周年を迎えるゆずの楽曲「風信子」。青いヒヤシンスの花言葉である「変わらぬ愛」の通り、子から親への愛と感謝の気持ちがつめこまれた楽曲となっている。“出来ることなら あなたに返したい「ありがとう」” のフレーズが、本作の親子の絆や家族の愛を感動的に彩る。

公開された本予告映像は、息子アキラの「父は街の名物男だった」の言葉から始まる。「ヤスが父親になるんじゃけ、日本も平和になったちゅうこっちゃ」と言われるほど破天荒な父ヤス。「とんびが鷹を生んだ」と街の人々にはやされるほど愛らしい息子と、妻の美佐子との仲むつまじい家族だったが、突然の悲劇によって美佐子は他界する。予告編では主題歌「風信子」も使われており、子から親へのメッセージを歌ったゆずの歌声にのせ、父ヤスの海より深い愛と街の人の暖かい手で息子アキラが成長する、家族の物語が捉えられている。

「とんび」は、親の愛を知らずして父になったヤス(市川安男)と息子アキラ(市川旭)の、親子の絆を描いた作品。愛妻を事故で失ってしまったヤスは不器用ながらもアキラを愛し育て、アキラは「とんびが鷹を生んだ」と言われるほどまっすぐに成長する。映画版ではオリジナルエピソードも加えられ、新たに親子の絆が描かれる。ヤスを阿部寛、アキラを北村匠海が演じるほか、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子、麿赤兒らが出演。監督は、「64 -ロクヨン-」「糸」などの瀬々敬久が務める。

主題歌決定にあたっての、ゆず・北川悠仁、阿部寛、北村匠海のコメントは以下の通り。

■ゆず・北川悠仁
●親子の絆そして家族の愛を描く本作『とんび』の主題歌オファーを受けられた際のお気持ち
『とんび』は原作の小説を読んでいて、とても大好きな作品でした。
お話をいただいたときはびっくりしましたが、同時に
「この映画に最高に合う楽曲を作りたい」と強く思いました。
●本作『とんび』をご覧になられてのご感想
心の芯がとても温かくなり、何度も涙が溢れました。
不器用だけど深い愛情。たくさんの葛藤やぶつかり合いがありながら、
真の愛を確かめあっていく親子の姿に感動しました。
●楽曲に込められた想い
僕は既に父が他界しているんですが、若い頃に想う親への気持ちと、今この年齢になったからこそわかる親の気持ちみたいなものがあって。それでもやはり、計り知れない想いもたくさんあります。そんな親を想う子の気持ちや、子を想う親の気持ち。さまざまな”愛の形”をイメージしながら楽曲を書き上げました。
●映画公開を待つファンの皆様へメッセージ
きっとこの映画を観終わったとき、多くの方が自分の原風景や親への想い、また子への想いが湧き上がると思います。そのとき皆さんの心に、この「風信子」がそっと寄り添えられればいいなと心から願っています。ゆずとしても、今年開催するコンサートの中でも披露する機会があると思います。ファンの皆さんも、是非楽しみにしていてください。

■阿部寛
映画のエンドロールにゆずのお二人が作ってくださった「風信子」が流れたとき、自然と穏やかな温かい気持ちに包まれました。
子を想う親、親を想う子、普遍的な親子の原風景を描いた『とんび』に、「風信子」という素敵な花を添えて頂き、とても嬉しく思っております。

■北村匠海
「ゆず」のお二人に、映画主題歌を担当していただき、嬉しいです。
「風信子」には『とんび』に描かれている不器用な愛情、特に父からみる息子への温かさが滲んでいるように感じられました。
そして、ゆずのお二人の声が作品全体を優しく包んでくれているようで、どこまでも飛んでゆくトンビの親子を想いました。

【作品情報】
とんび
2022年4月8日(金)全国公開
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント
©2022『とんび』製作委員会

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