【滋賀】梅の花を楽しめる名所5選!日帰り旅行気分ででかけよう

※2022年1月10日現在の情報です。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、施設の営業時間やイベントの内容が変更・中止・延期になっている場合があります。

1.【彦根市】彦根城

400年以上の昔、井伊直継・井伊直政によって約20年の歳月をかけ築城された「彦根城」
現在は彦根のシンボルとして親しまれ、年間を通じて多くの人々が訪れる観光名所となっています。天守から歩いて約10分の位置に梅林があり、最盛期には紅梅約210本や白梅約160本が見事に咲きこぼれます。江戸時代には米蔵があった場所で、1950年に彦根城が新日本観光地百選に選ばれたことを記念して植樹されました。

「彦根城」内は堂々として美しい天守をはじめ、防衛のために巡らされた堀や数々の櫓、名勝「玄宮園」など見どころたっぷり。非常に保存状態の良い城として知られており、歴史への好奇心を満たしてくれるスポットです。勾配や石段が多いため、歩きやすい靴で時間をかけてじっくり巡ることをおすすめします。

【料金】
入城券(彦根城の個人観覧料金、玄宮園を含む)
一般800円、小・中学生200円

【例年の梅の花の見頃】
3月下旬

【スポット情報】
■住所:滋賀県彦根市金亀町 彦根城内

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

2.【大津市】叶 匠壽庵 寿長生の郷

和菓子の「叶 匠壽庵」が「菓子作りの原点は農業から」との思いで開墾した「寿長生の郷(すないのさと)」。本社地を構える6万3千坪の里山には約1,000本の梅林があり、春になると梅の花が白い絨毯のような絶景を生み出します。中心品種である「城州白(じょうしゅうはく)」は希少な白梅で、大粒の実や芳醇な香りが魅力。収穫された実は梅酒やロングセラー商品「標野(しめの)」に使われています。

6月中旬から7月上旬にかけては梅の収穫体験も。他にも柚子やとうもろこし、さつまいもが栽培されており、自然と食のつながりを体感できるスポットです。春以降の桜やツツジ、蓮の花々も見事。梅林の景色は併設のカフェやレストランからも楽しめます。もちろん「叶 匠壽庵」のお菓子も購入できるので、手土産を探すのもおすすめです。

【料金】
無料

【例年の梅の花の見頃】
2月下旬~3月

【スポット情報】
■住所:滋賀県大津市大石龍門4-2-1

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

3.【大津市】石山寺

真言宗の大本山である「石山寺」は、奈良時代から観音信仰の寺として人々に親しまれてきました。紫式部が「源氏物語」の着想を得たとの伝説も残っています。また「花の寺」としても知られ、四季折々の花が見られます。例年2月中旬から3月中旬にかけて「石山寺 梅つくし」を開催。見頃を迎えると3つの梅園には約400本の梅があふれるように咲き、境内各所には美しい盆梅(鉢植えの梅)が。

例年3月上旬には早咲きのカンザクラも開花し始めるので、運が良ければ梅と桜を一度に楽しめるかもしれません。門前店には季節限定で梅にちなんだメニューがいただけます。また「梅つくし」のあとは4月初旬まで「桜まいり」を開催。春の特別展や特別拝観が催されるのでぜひチェックしてください。

【料金】
■入山料(個人)
一般(中学生以上)600円、小学生250円

■本堂内陣拝観料(個人)
一般(中学生以上)500円、小学生250円

※「梅つくし」「桜まいり」の日程は公式ページをご確認ください。

【例年の梅の花の見頃】
2月中旬~3月中旬

【スポット情報】
■住所:滋賀県大津市石山寺1-1-1

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

4.【野洲市】滋賀県立近江富士花緑公園

近江富士とも呼ばれる三上山のふもと、東山麓に広がる「滋賀県立近江富士花緑公園」。自然を活かした森林公園に、植物園や遊具広場、宿泊施設などのんびり過ごせる施設が点在しています。東側には昭和初期の滋賀県の民家を復元した「里の家」が。ここから「希望ヶ丘第2駐車場」へ向かう道の間に梅林があり、梅を観賞しながらの散策が楽しめます。

また、カフェ「海のあお 空のあを Roti.」の周辺にも梅の木があるのでぜひチェックしましょう。3月中旬以降は梅の見頃がゆるやかに過ぎていきますが、カンヒザクラやツバキ、ハクモクレンなど春の花が例年一斉に開花し始めます。木のものづくりが手軽に楽しめる「ウッディールーム」など、体験型の施設で過ごすのもおすすめ。広大な敷地ながら入園無料である点も魅力です。

【料金】
無料

【例年の梅の花の見頃】
2月中旬~3月中旬(一部品種は4月まで)

【スポット情報】
■住所:滋賀県野洲市三上519

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

5.【長浜市】豊公園

琵琶湖のほとりに広がる「豊公園」は、豊臣秀吉公の居城だった長浜城跡に作られた総合公園。湖を臨むロケーションに四季折々の植物が美しいスポットです。噴水広場の北側には紅梅・白梅が約150本植えられており、3月に見頃を迎えます。満開の季節になるとあたり一帯にただようほのかな梅の香りも魅力です。

梅林の向こうには「長浜城」の天守を模した「長浜城歴史博物館」が見え、写真映えも◎。その他の施設に洋風庭園や児童公園、テニスコートがあり、思い思いに過ごせる市民憩いの場となっています。開花時期はずれるもののソメイヨシノを中心に約600本の桜があり、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。梅から桜へと移り変わる季節を楽しむのもおすすめです。

【料金】
無料

【例年の梅の花の見頃】
3月上旬~3月下旬

【スポット情報】
■住所:滋賀県長浜市公園町1325

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

番外編.【長浜市】長浜盆梅展

1887年、明治天皇の京都行幸に際して建設された「慶雲館」では、毎年鉢植えの梅を観賞する「長浜盆梅展」が開催されています。全国の盆梅展の中でも屈指の規模であり、約300鉢の中から見頃を迎えた約90鉢が展示されます。愛情を込めて育てられた梅が純和風の座敷に並ぶ様子は圧巻で、いつ訪れても見頃の梅が見られる点が魅力です。

また「慶雲館」の外観や会場となる座敷のしつらえも見どころ。期間限定の夜間ライトアップもあり、夜闇に浮かび上がる幻想的な風景も楽しめます。盆梅展にちなんだフォトコンテストや俳句コンテストも開催されているので、観賞のあとに挑戦するのも一興です。

【第71回長浜盆梅展 期間・料金】
2022年1月9日(日)~3月10日(木)※期間中無休
入館料(個人):大人800円、小・中学生400円
※1月29日(土)~3月6日(日)土日祝は夜間ライトアップ期間(20時まで入館可能)

【スポット情報】
■住所:滋賀県長浜市港町2-5 慶雲館

※営業時間と定休日は公式HPでご確認ください。

まとめ

丹精込めて手入れされ、美しく咲く梅の花は早春の風物詩。甘酸っぱい香りを胸に吸い込みながら、しみじみと冬の終わりを実感するのも趣がありますね。滋賀県には梅の名所がたくさんあります。換気に気をつけながら、日帰り旅行気分でお出かけしてみてはいかがでしょうか。

※各スポットの新型コロナウイルス感染拡大予防対策については公式HPでご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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