韓国紙「中国でもジョークに...韓国大統領は世界でも最も危険な職業》」「末路は亡命、暗殺、無期、投獄...」

韓国の歴代大統領経験者の相次ぐ「受難」に中国人も注目しているようだ。

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朝鮮日報は22日、ソン・ジェユン加マクマスター大教授の寄稿文『朴政権の《順風》、文政権の《冷や飯》…候補たちが知るべき韓中外交史逆説』を掲載し、中国人の「韓国大統領観」を紹介している。

ソン教授は過去に中国で現地の友人と飲んだときの話を回想。友人の知人ら10人以上も合流して飲んでいたところ、そのうちの教師の一人が「世界で最も危険な職業は何か?」というクイズをソン教授に出したという。

ソン教授は、「消防士、漁師、トラック運転手、スタントマンなど頭に浮かんだものを述べた」がいずれも正解せず。分からないと白旗を上げたところ、「みんなが一斉に《韓国大統領!》と叫んで爆笑になった」「その当時、中国インターネットに広く流布されていた話だった」という。

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当時は李明博政権時であり、「すでに中国では《世界で最も危険な職業が韓国大統領》というジョークが広まっていた」とされ、「以後、朴槿恵前大統領が弾劾されて投獄され、次いで李明博前大統領が投獄され、中国ネチズンの「仮説」はさらに説得力を得た」と指摘した。

続けて「亡命、監禁、暗殺、無期懲役、身内の不正関与、自殺、弾劾、投獄につながる韓国憲政史のすべての大統領の末路を見ると、どんな職業もより危険ではないようだった」と述べている。

一方でクイズを出した教師はソン教授に「そんなに危険なのに、なぜ大統領になろうとするのか」と問いつつ、宋の時代の女性詩人である李淸照の詩「生當作人傑、死亦爲鬼雄!」を唱えたという。これは「生きては豪傑となり死してまた英雄となれ」という意味であり、投降せずに自決を選んだ項羽の悲壮な最後を詠んだものだ。

ソン教授は「その夜、私たちは夜遅くに会話を交わしながら、権力の舞台に這い上がり、死鬪を繰り広げる韓中両国のすべての野心家たちの悲しい運命を覚えて舌打ちをした」とし、「別れる頃、お互いに肩を抱いて一緒に歌を歌った」と述べている。その歌の歌詞は「在人間已是顚、何苦要上靑天、不如温柔同眠!」というもの。

ソン教授は後でその歌の意味が分かったという。それは「どこでも政治は野心家たちの権力闘争であるだけで、普通の人々は安貧樂道の処世術を習わなければならないというメッセージだった」とし、「その基盤には韓国式民主主義も中国式社会主義と同様に権力を独占した少数エリートの統治手段であるという強い批判が敷かれているようだ」「民草としては、最も賢い生存秘訣かもしれない」と述べている。

その上でソン教授は、中国の鄧小平元首席が、かつて軍事独裁政権下で経済開発に成功した朴正煕政権の手法に最も注目していたと紹介しつつ、「反共を国是とした朴正熙だったが、理念にかかわらず、鄧小平は彼を実用主義的近代化の英雄と考えた」「朴正熙の近代化モデルが今日、中国共産党の《社会主義市場経済》と調和的に共鳴するためだ」と分析している。

一方で文政権に対して中国は、その親中姿勢にも関わらず、過去の民主化闘争経験や朴槿恵政権を打倒した「ろうそくデモ」を主導した経緯などから「警戒の目つきを隠していない」と述べている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「朴正煕大統領の国家観と統治力は世界的に認められ、朴槿恵大統領もやはり父親の課業を引き継いだが文在寅大統領はその国家観や統治力がどこにも認められない」

「次は懲役500年で確定だな」

「韓国の左派はどこに行っても歓迎されない…」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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