けさは、北海道を中心にほとんどの地域で氷点下の冷え込みとなった。日中も北海道と東北北部では0℃に届かず、真冬日になる所が多くなりそうだ。一方、関東から西では、この時季らしい気温の予想。空気が乾燥するので、肌や喉のケアに注意したい。
けさの北海道 冷凍庫よりも低い気温に
けさはきのうに続き、上空の寒気の影響で北海道から九州で0℃を下回る冷え込みになった。特に寒気の中心に近い北海道では気温が低く、中頓別では-29.3℃を観測。冷凍庫よりも大幅に低い気温となった。日中も北海道と東北北部では0℃に届かず、真冬日になる所が多くなる見込み。
ただ、あすは極端な冷え込みは和らぐ予想。朝は平年並みの所が多く、日中も0℃を上回る所が多くなりそうだ。
きょうの日本海側 山陰は天気回復 北陸は雪の範囲広がる 北日本は雪続く
冬型の気圧配置の影響で、午前11時現在、北海道日本海側から山陰で雨や雪が降っている。
午後になると、山陰では天気が回復し、夕方には日の差す所もある見込みだ。一方、北陸では、雨や雪の範囲が広がる。山沿いなどで降り方が強まる可能性があるので、注意が必要だ。また、東北と北海道は雪が続くため、積雪が増えそうだ。
きょうの太平洋側 晴れて空気乾燥
太平洋側では、この後もよく晴れる見込み。ただ、空気が乾燥していて、午前11時現在、関東・四国・九州のほとんどの地域で乾燥注意報が発表されている。特に関東は、最小湿度が20%を下回る所もありそうだ。火の取り扱いに十分注意するとともに、肌や喉のケアも心がけたい。
あすの天気 日本海側で大気不安定
あす2月1日(火)は、北日本の極端な寒さは和らぐが、日本海から来る低気圧の影響で、山陰と北陸を中心に大気の状態が不安定になる。雷を伴って雪の強まる所がある予想だ。落雷や突風、大雪による交通障害に注意したい。
また、太平洋側でも午後は曇りや雨となる所がありそうだ。
今週 冬型の天気分布が続く
今週は、西高東低の冬型の気圧配置が続く。日本海側を中心に吹雪や落雷、突風にも注意が必要だ。一方、関東を中心に太平洋側は空気が乾燥する。加湿器などを利用して乾燥対策も心がけたい。
(気象予報士・森戸美唯)