【名簿不正問題】真鶴町教育長、任期途中で辞職「町長も進退を考えるべき」 特別職2人が不在に

任期前の辞任意向を教育委員に伝える加藤教育長=1月14日、真鶴町民センター

 神奈川県真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿抄本を不正コピーして自らの町長選に使用するなどした問題を巡り、加藤哲三教育長(68)が31日、任期途中で辞職した。

 加藤氏は昨年12月の町長選で松本氏が再選したことに反発して辞職を決め、「町の混乱を収めるため、(松本町長も)自らの出処進退について自ら考えるべき」などと主張している。

 加藤氏は町立まなづる小学校校長などを経て、2020年に初当選した松本町長から任命され教育長就任。今年11月24日が任期だった。町では副町長含め特別職2人が不在となる。

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