栃木県足利市迫間(はさま)町の「あしかがフラワーパーク」で、冬ボタンが多彩な大輪の花を咲かせている。厳しい寒さとなった31日夕も、イルミネーションとともに来園者を魅了した。
冬ボタンは、春に咲くボタンを温度管理によって咲かせる。同園では花を寒さから守りながら、来園者に全方位から楽しんでもらえるよう、透明な「フラワーハウス」で囲っている。遊歩道沿いなどに約50基を展示。夜間は凍らないよう、熱を持つ電球でライトアップするという。
日が暮れると、白や黄色などのボタンが暗闇に浮かび上がった。園内ではロウバイや寒紅梅も見頃となり、華やかな共演を見せていた。同園の小池智子(こいけともこ)係長(45)は「ホームページなどにも随時写真を載せている。一足早い春を楽しんでほしい」と話していた。
イルミネーションは14日、ボタンの展示は3月上旬まで。