「命名書」で出生お祝い 新富町が贈呈サービス

出生届を出した住民に新富町がプレゼントしているオリジナルの命名書

 新富町は出生届を出した住民に対し、町がデザインした用紙に生まれた子どもの名前などを記した「命名書」をプレゼントするサービスを始めた。子どもの誕生を一緒に祝おうと企画したもので、担当者は「出生の思い出になればうれしい」と話している。
 町によると、同様のサービスは県内市町村で初めてで、今年に入ってスタートした。用紙はA4サイズで、町のシンボルであるアカウミガメ、町木の梅、町花のルピナスの3種のデザインから選択できる。子どもの名前や生年月日、出生時の身長、体重をプリントすることができ、書体も2種類から選べる。
 交付対象は同町で出生届が出された子どもだけでなく、他市町村で出生届が受理されていても同町に住所か本籍があれば交付できる。申請期限は出生から1年で、町民課窓口にある申請書に必要事項を記入し、出生届か出生届出済証明書の交付を受けた母子手帳を添えて提出する。
 既に十数件交付していて、好評を得ているという。同課の井下喜仁課長は「町からのお祝いとして自宅に飾っていただき、家族の新たな門出をお祝いできれば幸いです」と話している。

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