都農中の魅力知って 町内児童向けポスター

町内児童に都農中をPRするポスター

 都農町の都農中(黒木倫徳校長、228人)は、進路選択を控えた町内の児童たちに地元校への関心を持ってもらおうと、オリジナルポスターを制作し、学校の魅力を発信している。町内3小学校や公共、商業施設で計50枚が掲示されている。
 同町では町外の私立校がポスターやパンフレットによる勧誘を積極的に行っており、同校によると、毎年10人前後が町外に進学するという。人材流出に危機感を抱いた地元唯一の中学校である同校は「地元中学も進路選択の参考になるような情報発信しなければならない」とPRに取り組むことにした。
 ポスターはA2判。体育大会、都農神社夏祭りへの参加、独自のキャリア教育など、生徒の活躍や同校の特色が伝わる写真を基に、岩室美鈴教諭(美術)がデザインし、昨年12月末に完成した。「未来にバトンを繋(つな)ごう」の言葉も載せた。
 黒木校長は「先輩たちが築いてきた良き伝統が少しでも伝わるといい」と話している。

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