神奈川県内の1月の交通事故による死者数が13人(前年比2人増)に上り、都道府県別でワーストになったことが県警のまとめで明らかになった。昨年全体の死者数も全国ワーストで、年が明けても歯止めが掛からない情勢だ。
県警は「大変厳しい事態」と危機感を募らせ、各署に対策の強化を指示した。
県警交通総務課によると、1月の全国の死者数は178人(同17人減)。うち神奈川と愛知が各13人で、東京10人、千葉9人、兵庫8人と続く。
県内の死者の形態別では歩行者7人、バイク乗車中3人、自動車乗車中2人、自転車乗車中1人だった。24日には川崎市宮前区で、自転車に乗っていた女性と歩道上で自転車を押していた母子の計3人が乗用車にはねられて死傷する重大事故も起きた。