【新型コロナ】横浜市民らの3回目接種 楽天とDeNA、職場接種で協力

横浜市役所

 新型コロナウイルスワクチンを巡り、横浜市は2日までに、協力の申し出があった楽天グループ(東京都世田谷区)とDeNA(同渋谷区)の職場接種でも、市民やエッセンシャルワーカーを対象とした3回目接種を行うと発表した。

 市によると同グループは3月14日から毎日、約400~800人の市民枠を設けて計約4万人にモデルナ社製ワクチンを接種する。

 3回目接種券が届いた18歳以上の市民が対象で、2月28日から市の予約サイトなどで受け付ける。会場は二子玉川駅から徒歩4分の本社ビル。同グループは1、2回目の接種でも市民約2万人の接種に協力した。

 DeNAの職場接種で対象となる市民は、市立学校の教職員や児童福祉施設の職員など、子どもを支えるエッセンシャルワーカー。3月中に計約1万人を対象にモデルナ社製ワクチンを接種する予定で、接種会場や申し込み方法は検討中。対象者の勤務先を通じて案内するとしている。

 企業の協力に対し、市の担当者は「感染が急拡大しているなか、ありがたい申し出。引き続き総力戦で感染防止に取り組んでいく」と話した。

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