おにぎりの名店「札幌の“ありんこ”」おいしさの秘密を伝授…チーズかつおのコツ

おにぎりを握る際、ふっくらとした食感に仕上げるのはなかなか難しいもの。

どうしたら上手におにぎりを握れるのか…。今回は、札幌最古のおにぎり専門店「おにぎりのありんこ」に握り方のポイントを取材しました!

同店の人気メニュー「チーズかつお」「山わさび牛そぼろ」を自宅で作るレシピも教えてもらったので、ぜひ実践してみてくださいね~。

老舗おにぎり専門店「ありんこ」

札幌に7店舗展開し、今年で43年目を迎える「おにぎりのありんこ 」。年間90万個を売り上げる、大人気チェーンとして有名です。

今回は、ベテランマネージャーの澤崎 千秋さんがおにぎりの握り方を教えてくれました。

それではまず、30年連続で一番人気のメニュー「チーズかつお」の作り方を見ていきましょう。

一番人気の「チーズかつお」を再現

はじめに、チーズをサイコロ状に小さくカットします。チーズを用意したは、別皿に鰹節(30g)にしょうゆ(小さじ1)を入れて手でもみ馴染ませてください。

店舗では企業秘密の材料で味付けをしていますが、ご家庭で作る分にはチーズ・鰹節・しょうゆだけでも十分おいしく味わえますよ。

ちょっとした工夫でふっくらおにぎりに

具材の準備ができたら、今回のテーマであるおにぎりを握っていきます。握り方の手順は、下記の通りです。

1. 茶碗と手に軽く水をつける
2. ご飯を茶碗の3分の2くらいまで入れ、先ほど作った具材(チーズと鰹節)をご飯の上に乗せる
3. さらに具材の上にご飯を山盛り乗せる

お茶碗にご飯と具材をセットできたら、下記の通りおにぎりを握っていきましょう。

4. 軽く握って丸くしていく
5. 塩(ひとつまみ)を片方の指先と手のひらに塗る
6. 指先にだけ強く力を入れて、外側だけで締めながら握る
7. のりを巻いて完成

ありんこでは、握る回数は多くても6回までなんだとか。

ポイントの1つ目は、手をしっかりと濡らして素早く握ること。水の量が足りなかったり、作業に時間がかかったりすると手が乾いて上手に握れなくなります。

ポイントの2つ目は、指と手のひらの角度を90度にすること。角度をつけることで、きれいな三角形に握れますよ。

そしてポイントの3つ目が、指先にだけ力を入れること。

この3つを意識するだけで、ふっくらとしたおにぎりを握れるんです~。

ふっくらとした食感もうれしいですが、鰹節にとろ~りとしたチーズがマッチした味わいも最高でしたよ。

少し大人な山わさびそぼろも

チーズかつおに続き、ありんこおにぎりで人気のメニューといえば「山わさび牛そぼろ」です。山わさびの香りが鼻を抜けて、少し大人な味を楽しめます。

山わさび牛そぼろの具材は、下記の手順で作れます。

1. 合いびき肉(200g)を炒める
2. しょうゆ(30cc)、酒(10cc)、砂糖(16g)を加えて、汁気がなくなるまで炒める(※こげつかないよう注意)
3. 最後にお好みの量の山わさびと、しょうゆを少し加える

おにぎりの握り方は、先ほど紹介した手順と同じです。一味違った“お店のおにぎり”を自宅で味わいたい人は、握り方のポイントを意識してみてくださいね~!

*みんテレ1月20日OAのものです

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