はがきがつなぐ心と心 きょう絵手紙の日 沖縄協会「気軽に親しめる趣味と文化に」

 【沖縄】2月3日は「ふ(2)み(3)」の語呂合わせで「絵手紙の日」。沖縄絵手紙協会(新垣淑明会長)は「世界の愛と平和、心と心をつなぐ懸け橋にしたい」と、絵手紙の普及と愛好家の広がりを目標に新年から本格的な活動をアピールしている。 日本絵手紙協会は1988年に発足し、「絵手紙の日」は日本記念日協会により認定、登録された。傘下の沖縄絵手紙協会の前身は94年に結成した「沖縄郵政クラブ」。その創立者の桑江良憲会長の尽力で本紙の地方面に絵手紙掲載欄が開設された。しかし、桑江会長が2年前に逝去。その後休載が続いていたが今年1月から再開して、会員から「本当に待ち望んでいた」と歓声が上がった。

 協会は1月19日、役員会を琉球新報中部支社で開催し「絵手紙を老若男女問わず、気軽に親しめる趣味と文化にしていこう」と活動をさらに盛り上げることを確認した。

 絵手紙は「へたでいい、へたがいい」がモットー。描く素材に満身の思いを短い文字で添えるのが極意。再開後、毎週日曜日の明るいホットコーナーとして読者の反響を呼び、協会には活動の問い合わせが相次いでいるという。役員会では県内各地区での巡回展の開催など、普及のアイデアも次々出された。

 新垣会長は「絵手紙は人の心に喜びと元気を与えてくれる」と強調、活動への参加を呼び掛けている。問い合わせは(電話)090(7469)1993(新垣会長)。 (岸本健通信員)

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