夫の不倫、王室の抑圧 精神不安定なダイアナが過ごすクリスマスの3日間 映画「スペンサー」秋公開決定

Photo credit:Pablo Larrain

ダイアナ元皇太子妃を描いた映画「Spencer」が、「スペンサー ダイアナの決意」の邦題で、秋に劇場公開されることが決まった。あわせて日本版の30秒予告が公開された。

「スペンサー」は、夫の不倫、王室の異様な抑圧、マスコミに追われる日々に憔悴し、精神不安定なダイアナが、決死の覚悟で家族と過ごした最後のクリスマス休暇を描く。ダイアナを演じるのは、「トワイライト」シリーズなどのクリステン・スチュワート。チャールズ皇太子を「風の勇士 ポルダーク」のジャック・ファーシングが演じる。その他に、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリスらが顔をそろえる。「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ララインが、監督を務めている。

公開された予告では、夫チャールズとその愛人カミラがダイアナに向ける意味深な目線、「言われた事だけをやれ」と冷たく言い放つチャールズの姿などが切り取られ、王室で孤立するダイアナがぎりぎりの精神状態にまで追い込まれていく様子が捉えられている。全力で走り、踊り、泣き崩れる等身大の姿や、女王の地位よりも子供たちの母親であることを選ぼうとするダイアナの決意の姿も見ることができる。予告編のナレーションは、「ルパン三世」の峰不二子役や、「鬼滅の刃 遊郭編」の堕姫を演じた沢城みゆきが務めている。

【作品情報】
スペンサー ダイアナの決意
2022年秋、全国ロードショー
配給:STAR CHANNEL MOVIES
©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED

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