生チョコシューポップ

一口サイズに焼いたココアシューに生チョコを詰め込んだ、チョコ尽くしのおやつです! シュー皮は出来るだけ詳しく作り方を書いたので、挑戦してみてください。 ロリポップスティックを使えばプレゼント用にも可愛くなります! もちろんスティックを使わなくてもOK、最後のチョココーティングを省いてシンプルな生チョコシューで完成させてもOK! 自由にデコレーションを楽しんでください! 生チョコは今回ミルクチョコを使った場合のレシピになります。 違う種類のチョコでアレンジする場合は必要な水分量などが変わりますので、レシピの分量で作っても上手く出来ない場合があります。 ご自分で実験してみてください! ※生チョコの量は詰め具合によって多かったり足りなかったりする場合がありますが、およそ10gずつ詰めた場合の目安量で記載します。 子供と楽しむバレンタインレシピ特集はこちら

by 陽子さん

このレシピの材料


数量:一口サイズで約30個分

シュー皮

水… 20g

牛乳… 35g

無塩バター(できれば常温)… 30g

グラニュー糖… 3g

塩… 0.1g(ほんのひとつまみ)

薄力粉(バイオレット推奨)… 28g

無糖ココアパウダー… 3g

全卵… M1個(正味55g)~追加あり

中に詰める生チョコ

ミルクチョコレート(カカオ38%)… 250g

生クリーム(36%)… 130g

トッピング

ミルクチョコレート… 100g程度

マイクリオ… チョコの重量の1%

(コーティング用ミルクチョコでも!)… 100g程度

クランチ、スプレーなどお好みでどうぞ… .

ロリポップスティック… 好きなだけ

下準備


・卵を常温に戻しておく。(冷蔵庫から出してすぐ使いたい場合は、少しの間ぬるま湯に殻ごとつけておくと良いです。) ・シュー皮用の薄力粉+ココアパウダーをよく混ぜて2回振るっておく。 ・生チョコ用のチョコレートを常温にし、細かく刻んでおく。(小さいタブレットの場合は省略可) ・オーブンを230℃に予熱しておく。(焼成は200℃でできます)

下準備と要点


1.天板の準備① 天板に直接バター(分量外)を薄く塗ります。バターを塊のままこすりすけ、その後手で均一にする感じでOK。 (オーブンに付属の天板の場合はひっくり返して裏面を使うと焼きやすいです!)

2.天板の準備② 直径2㎝程度の円形のものに薄力粉をつけ、スタンプするように型をつけます。大きさが分かれば良いです。 私は口金の後ろを利用しています。

3.卵を温めておく理由は、生地の温度を出来るだけ下げないようにして進めたいからです。冷たい卵を入れてしまうと生地が締まって固く感じるため、卵が入りすぎて緩くなってしまい、横にベチャッと広がって膨らまなくなってしまいます。必ず人肌程度にしてください。急ぐ場合は殻ごとぬるま湯につけます。

4.小鍋にバター、牛乳、水、グラニュー糖、塩を入れて中火にかけます。 このときバターはできるだけ小さめの同じ大きさに切ってほしいです。早く溶かしきることと、溶け残りを防ぐためです。

5.全体がグツグツと煮えてブワッと持ち上がりそうなくらい完全に沸騰したら火を一度止めます。

6.すぐに振るっておいた薄力粉+ココアを一度にドサッと入れて手早くヘラで全体を混ぜます。練っても大丈夫です。火は止めたまま。

7.全体が混ざったら中火にかけ、40~50秒混ぜながら生地を温めます。 ここで温めが足りないと膨らまない原因になるし、温めすぎて油がにじみ出てジュージューしているくらいでも分離して失敗します。 時間は目安ですが、生地の温度は75℃程度が目安です。

8.加熱が終わったらすぐに生地をボウルに移します。

9.溶いておいた全卵の半量(目分量で良い)を入れてハンドミキサーの低速で混ぜます。ミキサーがなければ木べらでも。最初分離した感じになりますが、次第に混ざりますので頑張って続けてください。

10.残りの卵のまた半量を加え、同じように混ぜていきます。 だんだん生地が緩くなってボウルや羽根にまとわりつくようになります。 ここからは小さじ1くらいずつ足して様子を見ますが、少なくとも卵Mサイズ1個分くらいは使うと思います。

11.卵の量は生地の状態を見て止めるタイミングを見計らってください。 ヘラで持ち上げて生地を垂らし、切れた部分が滑らかな三角に垂れさがるまで卵を混ぜます。 この写真の場合はまだ先端がブツっと切れたようになっているのでもう少し卵を入れても良いです。

12.このくらい綺麗に三角形になり、生地も艶やかな状態がベストです! 卵が入りすぎるとヘラに留まらず、いつまでもゆるゆると落ちていってしまいます。卵を入れすぎると元に戻すことができなくなるので、慎重に少しずつ(小さじ1くらいずつ)加えてみてください。 ※加える卵の量は、作り方1~の火加減や時間によって蒸発した水分量によっても微妙に前後するため、ハッキリしたg数で記載していません。様子を見てお願いします。

13.1㎝の丸口金をつけた絞り袋に生地を入れます。ドレッジがあればこのように生地をしっかり寄せてください。

14.用意しておいた天板に絞ります。 絞り袋を垂直に立て、天板から1㎝くらい浮かしたところから一切動かさずに絞り出します。そうすれば勝手に丸っこく出ると思います!

15.絞る力を抜き、そのまま上に絞り袋を引っ張り上げます。 角はあとで直すので大丈夫です。

16.指先に水をつけ、角をちょんちょんと押さえて平らにします。 この時、絞った高さは潰さないようにしてください。

17.横から見るとこんな感じ。1.5㎝弱くらいの高さになってます。

18.霧吹きをたっぷりかけ、(表面が乾燥すると膨らみにくくなるため)200℃のオーブンで13~15分→扉を開けずそのまま130℃に下げて15~18分程度焼きます。200℃で膨らまし、130℃で乾燥させるイメージです。 シューを膨らますには高い温度が必要ですが、家庭用オーブンの温度は開けた瞬間に30℃程度下がるので、高めに予熱しています。

19.焼けたらすぐに扉を開けても構いません。完全に乾燥していれば萎みません。網の上に取って冷まします。

20.チョコレートをボウルに入れておきます。 生クリームを小鍋または電子レンジで沸騰させ、すぐにボウルに注いで熱でチョコレートを溶かします。 小さなタブレットや細かく刻んだものだと溶けきると思いますが、溶け残りが心配な場合はチョコレートだけを50℃程度(熱湯はNG)の湯せんで予め溶かしておく方が無難です。

21.全体が艶やかになって均一に混ざればOKです!

22.詰める準備をします。 シュー皮の側面か上面にお箸で小さな穴をあけ、中をちょっとほじる感じで空洞をしっかりあけます。(大体空洞ができていると思いますが、膜が真ん中に張って邪魔をしている場合もあるため)これを全部先にやります。 ※見栄えを考慮して、仕上げにチョココーティングするものは上面、しないものは横から穴を空けました!

23.絞り袋に作っておいた生チョコを詰め、先端をほんの少しカットします。

24.穴から詰めます。 1個10gくらいが目安で、食べやすい量です。量ってみてください。

25.生チョコを詰めた穴を上に向けて(垂れるので)冷蔵庫で2時間程度冷やします。できればラップはしない方が良いです。覆うならせめてペーパーで。 側面に穴を空けた場合は網の上に置くと安定しやすいと思います!

26.ロリポップスティックを刺す場合はしっかり冷やして生チョコを固めてから。

27.コーティング用のチョコレートを用意します。 今回は生チョコに使ったミルクチョコ+マイクリオで用意しました。 チョコレートを60℃程度の湯せんにかけて溶かす(チョコの温度は40~42℃程度)→34℃まで温度を下げる→マイクリオを振り入れて混ぜ溶かす→30℃くらいまで下げて完了。 コーティング専用のチョコは溶かすだけで使えます。 金属製のスプーンやナイフに軽く垂らして、すぐに勝手に固まってくるようなら成功しています!失敗した場合は温度を40℃まで上げるところからやり直せばOK。

28.小さくて高さのある入れ物に移すと作業しやすいです!また、電子レンジにかけられる容器だと温度が下がってしまった際にすぐ電子レンジに10秒くらいずつかけて温度をキープできるので便利です♪ マイクリオを使った場合はそうやって30℃くらいを保つとベストです!

29.コーティングが乾かないうちにチョコスプレーやクランチなどをつけて好きにデコレーションしてください♪ 1個コーティングするごとにその都度トッピングすると良いです。

30.スティックを刺している方は発泡スチロールに差し込んでいけばいちばん立てやすいと思いますが、今回うちに発泡スチロールがなかったので段ボールをこんな風に使いました! 大体同じ幅くらいに切って並べてテープで固定し、バットの裏にガムテで貼っています。穴に立てられます! チョコが乾いたら出来上がりです!

31.保存は冷蔵でお願いしたいのですが、食べる時は常温がおすすめ! 常温の方が生チョコの食感がよく、美味しいです!

32.こんなくまちゃんも作れます。 ・アーモンドスライス ・チョコペン 必要です。

33.耳になる部分をアーモンドスライスで作ります。 最初にナイフで切り込みを入れ、差し込む感じ。アーモンドスライスも形が良くて厚めのものを選ぶと良いですよ!

34.こんな感じです。

35.全面をコーティングします。

36.乾いたらチョコペンで顔を描いて出来上がりです!

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