サッカーJ2、V長崎社長に岩下氏 バスケットB3のヴェルカ社長と兼任

岩下英樹氏

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は3日、退任する髙田春奈社長(44)の後任に、グループ会社でプロバスケットボールクラブを運営する長崎ヴェルカの岩下英樹社長(40)が就任すると発表した。3月1日付。岩下氏はJリーグクラブとBリーグクラブの代表を兼務する。
 V長崎が2017年にジャパネットホールディングスの子会社となって以降、髙田一族以外からの社長選出は初めて。ジャパネットグループが通販事業と並ぶ2本柱に据えている「スポーツ・地域創生事業」の中核を担う。
 岩下氏は生え抜きのジャパネット社員で、06年入社。物流・設置部門の社長、24年開業の「長崎スタジアムシティ」部門の取締役など社内の重要プロジェクトを任され、20年に長崎ヴェルカ社長に就任した。クラブを通じて「長崎の地で愛され、必要とされる存在に昇華できるよう、覚悟を持って挑み続ける」とコメントした。
 髙田春奈氏の実弟でV長崎取締役の髙田旭人氏(42)が代表権のある会長に、同じく取締役の由井昌秋氏(74)が代表権のある取締役に昇格することも発表した。


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