【新型コロナ】米CDC、ワクチン未接種なら死亡率「97倍」 米国内の最新調査で報告

 アメリカの疾病対策センター(CDC)は2日、米国内25地域を対象に調査した新型コロナウイルスに関する疫学調査の概要を報告した。それによると、ワクチン未接種の人の死亡率はブースター接種を済ませた人と比べ約100倍になっているという。

「ワクチンはオミクロン株に対しても有効」

  CDCの発表によると、オミクロン株が広がった12月4日以降の死者数について、ワクチンの追加接種を済ませた人は10万人あたり0.1人だったが、未接種の人は9.7人となり、比較すると死亡率が97倍となっていた。また65歳以上で入院した人についてワクチン接種の記録を調べたところ、ブースター接種を受けた人は8%だったが、未接種の人は54%にも上っていた。この結果を受け、CDCでは「ワクチンがオミクロン株に対しても重症化や死亡を防ぐ効果がある」としており、接種を受けるよう呼びかけている。

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