韓国で4億枚・2300億円分の貨幣が廃棄処理 「火災で焼けた1千万」「地中に隠して腐った400万」など

韓国で昨年、4億枚を超える貨幣(紙幣+硬貨)が毀損または汚染を理由に廃棄処理されたことが分かった。

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韓国銀行(中央銀行)が4日に公開した「損害貨幣廃棄・交換実績」によると、昨年廃棄された損傷貨幣は全4億352万枚、額面価格にして2兆423億ウォン(約2320億円)分に達した。

横に並べると、全長が5万262㎞(紙幣4万8千919㎞+コイン1千343㎞)でソウル-釜山間の京釜高速道路(416㎞)を60回往復でき、積み重ねればエベレスト山(8千848m)の15倍に達する高さ(13万3千967m)だ。

一方で、昨年の廃棄貨幣規模は前年(6億4256万枚)に比べて37.2%(2億3904万枚)減った。

廃棄された紙幣など/韓国銀行

現金外支給手段の拡散や新型コロナウイルスによるソーシャルディスタンスの拡大などの影響で、紙幣利用が特に不振だったためというのが韓銀の説明だ。

貨幣の種類別では、紙幣3億4419万枚(額面2兆366億ウォン)と、硬貨5933万枚(57億3千万ウォン)が廃棄された。

昨年、損傷紙幣のうち、交換された代表的なケースを見ると、ソウルに住むチョ・モ某氏は火災で焼けた紙幣1億445万ウォン(約1千万円)を正常紙幣に変え、清州の金某さんは母親が地中に保管して湿気で腐った紙幣4千275万ウォン(約410万円)を交換した。

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