北京冬季五輪の選手村で出される食事について「最悪」などと辛口評価をした韓国代表選手だが、昨年の東京五輪のときと同様、選手村の外に独自の給食センターを設けた。
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大韓体育会は3日、今回の北京冬季五輪でも韓国代表選手を支援するため、北京の周世村から15分ほど離れたホテルに給食支援センターを設けたことを明らかにした。栄養士や調理師など合計14人が派遣されたという。
給食センターの様子/大韓体育協会
聯合ニュースは5日、「食べる問題は人間の原始的な課題だ。食べる問題が解決しなければ何もできない」とし、給食センターの設置を報じた。
一方で同紙は4日、もスケルトン韓国代表選手らの「中国人は料理ができない」などのコメントを報じていたが、この日の報道でも「選手たちはビュッフェ式選手村食堂を利用するが、食べ物の質がそれほど良くないことが分かった」とし、「大半の食べ物が油っこくて韓国人の口に合わなかったので、きちんとした食事をすることができなかった」と伝えている。
給食センターが韓国代表に作った弁当/大韓体育協会
そして、スピードスケート代表のチョン・ジェウォン選手によるとのコメントも伝えた。
聯合ニュースは「2022北京冬季オリンピックに出場する韓国選手団も、食べ物問題に苦しんでいる」とした上で、「美食の国である中国で五輪が開かれ期待をたくさんしたが、これまで行ったことのある五輪大会の中で食べ物の質が一番良くない」「北京に到着した日の夕方に選手村の食堂を訪問した後、一度も行かなかった」などといった韓国代表選手のコメントを紹介している。
一方で北京の給食センターでは、4日から17日まで北京選手村に韓国料理の弁当を選手たちに届けるとのこと。
昨年の東京夏季五輪でも韓国代表は給食センターで独自の食事を出し話題となったが、今回のような辛口コメントが中国でもクローズアップされると物議を呼ぶ可能性がある。
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