【新型コロナ】5日の神奈川、5人死亡 最多9097人感染 「自主療養」3千人超

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で5日、新たに5人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女9097人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者は、4日の9032人を上回り、過去最多を更新した。

 横浜市によると、90代女性はクラスター(感染者集団)が発生している市内の介護老人保健施設の入居者で、1月29日に陽性と判明し、今月4日に老衰で死亡した。70代男性はクラスターが起きている横浜じんせい病院(同市港南区)の入院患者で、1月31日に陽性が分かり、今月1日に亡くなった。50代男性は1月23日に心肺停止状態で市内の医療機関に搬送され、陽性と判明。その後容体が悪化し、今月2日に死亡した。

 川崎市によると、80代男性は新型コロナ以外の症状で入院していたが、2日に陽性が判明し、4日に死亡した。横須賀市によると、70代女性は2日に陽性が判明し、入院していたが、3日に亡くなった。

 新たなクラスターとして、横浜市では横浜南共済病院(同市金沢区)や高齢者施設3施設など計8施設で認定された。川崎市では市内の病院で患者ら30人の感染や、市内の大学の部活寮で9人の感染が確認されるなど計5カ所で発生した。

 相模原市では訪問介護ステーションなど3カ所で、横須賀市では教育保育施設1カ所で、藤沢市では福祉事業所1カ所でクラスターが起きた。県所管域では県立障害者支援施設「厚木精華園」(厚木市)など3施設で発生した。

 県は5日、新たに394人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は3356人になった。

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