真岡・金鈴荘でつり雛展 市役所には高さ3mの大生け花も

金鈴荘を華やかに彩っているつりびな

 「真岡・浪漫ひな飾り 金鈴荘(きんれいそう)つり雛(びな)展」が真岡市荒町の県指定有形文化財「岡部記念館『金鈴荘』」で開かれている。

 新型コロナウイルス禍を考慮し、これまでの久保講堂(真岡市田町)から初めて会場を金鈴荘1階に移した。

 真岡市、森本征子(もりもとゆきこ)さん(81)と、指導を受ける生徒らが制作したつりびな約30本を展示しているほか、真岡木綿の生地を使った「真岡もめん雛」が並ぶ7段飾りも鑑賞できる。

 友人3人と訪れた上三川町、木村陽子(きむらようこ)さん(80)は「金鈴荘とつりびなの和の雰囲気がとても素晴らしいですね」と喜んでいた。

 一方、真岡・浪漫ひな飾りに合わせ「真岡花の生け込み会」が久保講堂に例年出品する「大生け花」は今回、市役所1階ロビーに展示している。

 モモやユリ、シンビジウムなどを生け込んだ高さ約3メートルの大作「春よ」が来庁者らを楽しませている。

 金鈴荘つり雛展と大生け花の展示は3月3日まで。(問)市観光協会0285.82.2012。

市役所1階ロビーに展示されている大生け花

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