「アーティスト村」入居作家らが初の作品展 横須賀

アーティスト村に入居・滞在する作家4人を紹介する作品展=コースカ・ベイサイド・ストアーズ

 横須賀市が谷戸地域で展開する「アーティスト村」(同市田浦泉町)での芸術活動を知ってもらおうと、入居作家らによる初の作品展が13日まで、横須賀市本町の商業施設「コースカ・ベイサイド・ストアーズ」5階で開かれている。

 市は谷戸地域の再生推進事業として、取り壊す予定だった市営住宅を住居兼工房に改修した「アーティスト村」を2018年に開設。陶芸家の薬王寺太一さん、現代美術家の山本愛子さんが入居しているほか、作家の折原みとさんもアトリエを構え、今月には平面作家の水戸部春菜さんが入居する。

 作品展では折原さんの作品「アナトゥール星伝」の原画や、水戸部さんが墨などの躍動感あふれる線で人物などを描いたドローイング作品、山本さんがアーティスト村で行った藍染めワークショップの写真などを展示。薬王寺さんは自身の陶芸作品のほか、総合学習で指導した田浦小学校児童の作品も紹介している。

 市まちなみ景観課は「芸術活動を通した地域交流で、谷戸地域のコミュニティー形成を目指すアーティスト村の取り組みを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料、午前10時~午後5時(13日は正午まで)。

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