6日(日)は関ケ原で史上一位の積雪を観測するなど、記録的な大雪となっている所もある。6日夜遅くにかけても交通障害などに警戒が必要だ。
雪による災害に警戒を
6日は、日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空には強い寒気が流れ込んでいる。このため、日本海側では広い範囲で雪が続き、積雪が増加している。中でも、関ケ原(岐阜)では午後4時現在、積雪が87センチに達し、観測史上一位の記録を更新した。また、米原(滋賀)でも82センチを観測し、これまでの最深記録83センチに迫る大雪となっている。7日(月)にかけては冬型の気圧配置は緩むものの、日本海側を中心に雪の降りやすい天気は続き、局地的には再び短い時間で多くの雪が降り積もるおそれもある。6日夜遅くにかけては積雪や路面の凍結による交通障害に一層の警戒をし、雪による見通しの悪化、電線や樹木への着雪、なだれには7日にかけても注意が必要。特に、ビニールハウスやカーポートなどの簡易な建築物や老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあるため、近寄らないように注意したい。
水道管の凍結などにも注意
太平洋側は7日にかけて晴れや曇りの所が多いが、東海を中心に明け方にかけては雪の降る所もありそうだ。また、気温は日曜日よりも高くなる所があるものの、この時季としては低い所が多い見込み。特に朝は路面や水道管の凍結のおそれもあり、対策を心がけたい。また、農作物の管理等にも注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)