新潟市とJR東日本が越後線の新潟駅・白山駅間に設置する新駅「(仮称)上所駅」に関する基本協定を締結

新潟市の中原八一市長(右)とJR東日本の小川治彦執行役員新潟支社長

新潟市とJR東日本は7日、越後線の新潟駅・白山駅間に設置する新駅「(仮称)上所駅」に関する基本協定を締結した。

新駅は「新潟南高校」まで約200メートル、宅地開発などが進んでいる「新潟市中央卸売市場跡地」や「ユニゾンプラザ」まで約500メートルの場所に設置される。ホームは2面2線6両対応(延長125メートル)で、3両分の上屋根が整備される。また無人駅で既存地下歩道を改装しエレベーターも整備するほか、、簡易Suica、乗車駅証明発行機なども整備する。開業までおおむね3~、4年と見込んでいる、

協定書に署名した新潟市の中原八一市長は、「仮称上所駅の設置が正式に決定したことを大変嬉しく思う。新駅設置の構想(平成4年のパーソントリップ調査)からおよそ30年という大変長い悲願が現実のものとして動き出すということで、本市はもちろん、市民の皆様、上所をはじめとした地域の皆様も大変喜んでおられることと思う。仮称上所駅は公共交通の利用促進に向け、新駅として設置するもので、通学や通勤などの利用を見込んでおり、新駅周辺地域の利便性が格段に向上するものと考えている」と話した。

続けて、現在、新駅設置に向けたJR東日本との協議にあわせて、自転車駐輪場や送迎用駐車場など、駅に必要な施設について、地域の方々のご意見を聞きながら計画を進めている」と話していた。

同じく協定書に署名したJR東日本の小川治彦執行役員新潟支社長は、「新駅設備に関しては、新潟市からの委託を受けて、2020年度から当社が概略設計を進めてきた。新駅の整備といたしましては、新潟駅方面行き、白山駅方面行きのホームをそれぞれに設置し、それぞれのホームに改札口を設けることを計画しており、非常に利用しやすい駅になると考えている。また既存の地下歩道にエレベーターが設置されることにより、地下歩道、地上階からホーム階への段差の解消が図られ、バリアフリーにも対応している」などと話していた。

(仮称)上所駅イメージ

協定書に署名する新潟市の中原八一市長とJR東日本の小川治彦執行役員新潟支社長

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