綾瀬工業団地(神奈川県綾瀬市深谷上)で5日、工場施設を開放したイベントが開かれた。団地内外の中小企業22社が参加して来場した市民と交流した。新型コロナウイルスの感染拡大で、体験は事前予約制にして約450人が製造現場を見学した。
自動車関連産業が集積する同市のものづくりのまちをPRするイベントは本年度で3回目。参加者は市内の家族連れが多く、プレス機の大きな音や機械油のにおいが漂う工場内を従業員の案内に従って見学した。
会場の一角には、自社の技術を取り入れた体験コーナーが設けられ、にぎわった。大原鈑金工業では、金属板をレーザーで加工して組み立てるたき火台コンロの製作が行われ、子どもたちは軍手を着けてやすりがけに挑戦した。