オンキヨー子会社2社が破産へ

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 オンキヨーマーケティング(株)(TSR企業コード:298508443、法人番号:9010001136817、墨田区横網1-10-5、設立2010(平成22)年12月1日、資本金1億円、上山洋史社長)とオンキヨーサウンド(株)(TSR企業コード:136953476、法人番号:9122001034114、大阪府東大阪市川俣1-1-41、設立2020(令和2)年10月12日、資本金1億円、宮田幸雄社長)は2月8日、破産申請を山岸正和弁護士(協和綜合法律事務所、大阪府大阪市北区角田町8-1、電話06-6311-8800)に一任した。
 親会社のオンキヨーホームエンターテイメント(株)(TSR企業コード:576419524、法人番号:3120001154326、大阪府東大阪市)が同日、明らかにした。
 負債はオンキヨーマーケティングは約3億2500万円、オンキヨーサウンドは約20億9400万円、2社合計は24億1900万円(2021年9月期決算時点)。

 オンキヨーマーケティングは元上場会社のオンキヨーホームエンターテイメントの連結子会社。親会社が2021年8月に上場廃止、ホームAV製品やデジタルライフ製品の国内販売を続けていたが、継続的な資金難の改善の見通しが立たない状況が続いた。2021年9月期の売上高は3億7800万円にとどまり、6200万円の赤字で債務超過学は1億3700万円に拡大していた。第三者の資本参加や事業譲渡などを模索したが、協議は難航し事業継続を断念した。
 オンキヨーサウンドは2020年10月、オンキヨーホームエンタータエイメントから会社分割して設立。OEM事業に従事していたが、2021年9月期は売上高9億6400万円に対し、2億9200万円の赤字を計上。同期末の債務超過額は3億5100万円に達していた。関係者によると、両社ともに1カ月後をめどに、大阪地裁に破産を申請する予定という。
 なお、オンキヨーホームエンターテイメントは事業譲渡に伴う手数料収入を得ながら、規模を縮小し事業を継続していく方針。

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