自民党神奈川県連会長に小泉氏擁立の動き 「選挙の顔」期待、選出の公算

小泉進次郎氏

 自民党神奈川県連の次期会長選を巡り、前環境相で党総務会長代理の小泉進次郎氏(衆院神奈川11区)を擁立する動きがあることが8日、関係者への取材で分かった。県連内に小泉氏を推す声が強く、出馬すれば選出される公算が大きい。夏の参院選や来年の統一地方選を控えて、「選挙の顔」としての期待も集まっているという。

 複数の関係者によると、8日夕に県連所属の衆参国会議員が国会内で非公式の会合を開き、小泉氏を推すことで一致。次期会長を選出する選挙は10日に告示されるが、現時点で小泉氏のほかに出馬を模索する動きはないという。

 小泉氏は2009年に初当選し、現在5期目。これまで党青年局長や復興政務官などを歴任し、安倍、菅両政権で環境相を務めた。

 県連会長を巡っては、昨年6月に当時の小此木八郎会長が横浜市長選に立候補するために辞任して以降、空席となっている。立候補の届け出は21日に締め切られる。任期は4月1日から2年間。

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