日産自動車（横浜市西区）が8日発表した2021年4～12月期の連結決算は、営業利益が1912億8700万円（前年同期は1316億3100万円の赤字）、純利益が2013億3500万円（同3677億2100万円の赤字）だった。4～12月期の黒字確保は2年ぶり。米国での値引き販売の抑制や為替の円安傾向などが寄与した。
売上高は前年同期比15.7％増の6兆1540億3100万円。世界販売台数は、国内外の市場に相次いで投入した新型車がけん引し、4.6％増の290万6千台だった。主要市場の米国で値引き販売が抑制されるなどした結果、1台当たりの売上高は前年同期と比べて13％伸びたという。
