参院選神奈川選挙区 維新、松沢氏の擁立決定 藤田幹事長「実力十分」

松沢成文氏(資料写真)

 日本維新の会は9日、夏の参院選神奈川選挙区の公認候補者として、前神奈川県知事で元職の松沢成文氏(63)を擁立することを正式に決めた。同日の役員会後に開いた記者会見で藤田文武幹事長が明らかにした。

 松沢氏は維新の参院議員を辞めて臨んだ昨年8月の横浜市長選で落選、同12月に復党した経緯がある。藤田氏は「いろいろ言われる方もいるが、実力十分。もう一度頑張ってもらうという決断に至った」と説明した。

 同選挙区は改選数4と非改選の欠員1を合わせた計5議席を争う合併選挙で、5位の候補者の任期は3年。藤田氏は「松沢さんが辞めたことで当選者が増える選挙。最下位で当選したら負け。必ずそれより上で勝てるようにげきを入れていきたい」と語った。

 このほか、比例代表で元衆院議員の串田誠一氏(63)の公認も発表された。

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