【新型コロナ】9日の神奈川、7252人感染 横浜のクラスター施設などで14人死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で9日、新たに14人の死亡と10歳未満~100歳以上の男女7252人の感染が確認された。

 横浜市では10人が死亡した。うち4人はクラスター(感染者集団)となっている同じ介護老人保険施設の入所者で、80~90代の男性3人と女性1人が死亡した。このほか県外在住の40代男性はホテルに滞在中、心肺停止となり死後に検査したところ陽性だった。死因を調査している。90代の女性2人や70代女性はクラスターが発生している高齢者施設や病院の入所者や入院患者だという。

 相模原市によると、死亡した女性は1月22日に陽性が判明、2月3日に市内の病院に入院し8日に死亡。男性は1月22日に陽性と分かり2月4日に市内の病院に入院し、7日に死亡した。2人とも高血圧の基礎疾患があり、ワクチンは2回接種していた。

 藤沢市で死亡した男性は2月1日に陽性が判明。軽症だったが医師の判断で入院後、容体が悪化し、同7日に死亡した。

 県所管域では座間市の70代男性が死亡。男性は1月28日に症状が現れ、医師が「みなし陽性」と診断し、自宅療養していた。3日に搬送先の医療機関で死亡したが、死因はコロナではないという。

 県は新たに402人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は4942人になった。

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 防衛大学校(横須賀市走水)は9日、20代の学生9人と30代の職員1人の計10人が新たに感染したと発表。在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は同日、基地関係者4人の感染を新たに確認したと発表した。

 相模原市は同日、2~9日の間に在日米陸軍関係者11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

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