沖縄コロナ、90代3人死亡 第6波の死亡者15人に 新たな感染694人(2月10日朝)

 沖縄県は9日、新型コロナウイルス患者3人の死亡と、10歳未満から90歳以上の694人の感染を新たに確認したと発表した。県内の累計の死亡者数は413人、感染者数は8万8482人となった。那覇市の社会福祉施設や石垣市の保育施設などで新たなクラスター(感染者集団)も6例確認された。

 亡くなったのは90歳以上の女性3人で、居住地は豊見城市2人、宮古島市1人。3人とも基礎疾患があり、2人は入所施設で感染が確認された。もう1人も通所施設で感染した可能性があるという。第6波の死亡者数は計15人となった。

 1日の新規感染者数は、16日連続で前週の同じ曜日を下回った。

 新たなクラスター6例はいずれも1月に発生し、そのうち石垣市では保育施設で計31人(園児26人、職員5人)の感染が確認された。残る5例は那覇市内で、社会福祉施設が2例、年末年始の友人同士の会食が3例だった。県内のクラスターの累計は475例となった。

 米軍関係は新たにキャンプ・ハンセンやトリイ通信施設などで計15人の陽性が県に報告された。累計は1万86人。(當山幸都)

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