無農薬の自信作! 壱岐「王様バナナ園」で初収穫

初収穫したバナナを手にする白石さん(左)と住吉代表=壱岐市、王様バナナ園

 長崎県壱岐市芦辺町の「王様バナナ園」で2020年11月から無農薬栽培しているバナナが初収穫を迎えた。
 コスモファーム(住吉節子代表)が運営。昨年夏の長雨の影響で約半年遅れとなったが200本ほどの実を付けた一株を収穫した。バナナの栽培は島内初。農園を管理する白石彪雅さん(22)は「試行錯誤して何とかここまで来られた。夏場にコガネムシを毎日手作業で駆除するのに苦労した」と振り返った。
 同社によると、バナナの葉は栄養価が高く、茎は焼酎造りなどにも活用されるという。住吉代表は「島内の他の業種とも繫がり、新しい商品を開発して島を盛り上げていきたい」と語った。
 今回収穫した分は、壱岐市のふるさと納税の返礼品などとして出荷される予定。園内には150株があり、今後、年内に約2万本の収穫を見込む。価格は1キロ(5~7本入り)で1万2千円(島内は1万1千円)。同社のホームページかファクス(0920.40.0757)で予約を受け付ける。


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