新潟県糸魚川市が2021年度の来海沢地すべり災害を受け、同地域に融雪期の避難指示を発令

糸魚川市 来海沢地区 地滑り現況写真(2021年3月4日11時すぎ)

糸魚川市は10日、2021年に来海沢地区で地すべり災害が発生したことにかかり、融雪期となる14日から4月下旬までの期間、来海沢地区内の県道上町屋釜沢糸魚川線の西側に再度の避難指示を発令することを決定した。対象世帯は、2021年10月20日以降に避難指示が継続されている2世帯6人を含む、7世帯 17人。

糸魚川市によると同地域では、前述の地すべりの対策工事・復旧工事が完了していないことから、融雪期において土砂災害が再び発生する可能性があり、被災または孤立のおそれがある。また融雪期における気象、地下水位等の観測データに基づく知見・指標が少なく、地すべりなどの土砂災害の兆候の予見が難しいという。

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