新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は10日、県所管域で逗子市の80代男性が死亡し、新たに10歳未満～100歳以上の男女1296人の感染が確認されたと発表した。
逗子市の男性は4日に陽性と判明。自宅で療養していたが、7日の昼過ぎに自宅を訪れた介護員が倒れているのを発見し、救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。死因はコロナ以外だった。血中酸素飽和度が正常値で、症状が安定していたことから、自宅療養となったという。
新規感染者のうち、中等症が5人で、ほかは軽症か無症状（調査中含む）。1209人が感染経路不明だった。
クラスター（感染者集団）は県平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設で新たに確認された。この施設の感染者は5人になった。
このほか、県は新たに295人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は5237人になった。
県内の入院患者は9日現在で1720人（重症85人、中等症1411人、軽症・無症状224人）となり、過去最多を更新した。これまでの最多は昨年8月26日現在の1704人（重症249人、中等症1350人、軽症・無症状105人）だった。
