いすゞ自動車(東京都)が10日発表した2021年4~12月期の連結決算は売上高、営業利益、純利益ともに第3四半期としては過去最高額を計上した。半導体不足に伴う生産制約が続いたものの、海外市況の旺盛な需要が支えとなり、為替レートの変動なども好業績に結び付いた。
売上高は前年同期比36.4%増の1兆7838億100万円、営業利益は135.8%増の1486億1600万円、純利益は267.6%増の1046億6900万円。新型コロナウイルス禍で業績が落ち込んだ前年同期からの反動増に加え、為替の円安傾向や、原価低減によるコスト削減なども奏功した。