【11日】長崎県内497人コロナ感染 県内累計2万人超、18日間で1万人増

左から11日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (10日午後7時現在)

 長崎県などは11日、県内18市町で計497人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。県内の累計感染者数は2万19人と2万人を超えた。先月の累計1万人到達からわずか18日間で、さらに1万人増加した。県は同日、療養中だった60代男性と年齢性別非公表1人の計2人が死亡したと公表した。県内の累計死者数は85人となった。
 県内感染者は1月24日に1万人を突破。初確認の2020年3月から1年10カ月を要していた。先月下旬以降も感染者は高止まりの状況が続き、1日平均約560人のペースで感染し、累計2万人を超えた。
 医療機関や高齢者施設など、新たに5件のクラスター(感染者集団)を確認。長崎市の民間児童福祉施設では11日までに職員と未就学児計11人、諫早市の高齢者施設では職員と入居者計9人がそれぞれ感染した。佐世保市では新たに3件。北松中央病院では職員と患者計9人、市内の別の医療機関で6人、児童関係施設で10人の感染がそれぞれ分かった。
 クラスター関連では、長崎市の聖フランシスコ病院で新たに職員と患者計8人の陽性が判明し、感染者は16人に拡大。平戸市の北川病院でも新たに患者3人が感染し、クラスターは職員と患者計22人に膨らんだ。


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