【19日】長崎県内409人コロナ感染 病院や高校などでクラスター5件

左から19日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(18日午後7時現在)

 長崎県などが19日発表した新型コロナウイルス感染状況によると、県内19市町に広がり、新たなクラスター(感染者集団)が病院や高校、福祉施設など計5件確認された。
 新規感染者409人のうち、長崎市は過去最多の155人。杠葉病院(三和町)は同日までに医療従事者と入院患者計44人の陽性が判明し、市がクラスターと認定した。外来と新規入院の受け入れを当面中止している。市内の放課後児童クラブも児童と職員計6人の感染が分かった。
 県立大村工業高は複数の部活動を中心に教員2人と生徒27人が感染。県教委によると、同校は18日から全ての部活動を休止した。20日からは休校とし、週明けに再開予定。
 東彼東彼杵町の高齢者施設は職員5人、入居者12人が陽性に。平戸市の商品卸売事業所は、勤務する11人のうち5人が感染し職場クラスターとなった。残りの6人は陰性という。
 佐世保市は102人。市立学校7校で感染者を確認した。19日は、うち2校が休校し、4校は各1学級を学級閉鎖した。既に1学級を閉鎖していた学校は新たに複数の陽性者が判明し、24日まで学年閉鎖する。防衛省九州防衛局は、米海軍佐世保基地の従業員3人の感染を公表した。
 自治体職員の感染は県長崎振興局1人、長崎市1人、佐世保市4人、北松佐々町2人。長崎地方法務局も職員1人の感染を公表した。


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