欧州連合が韓国産ラーメンやサプリの輸入管理を強化...殺虫剤成分検出で 精密検査無い場合は拒否

欧州連合(EU)が韓国食品に対する輸入管理を強化することが分かった。

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12日、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)ベルギーブリュッセル支所が発表した報告書によると、18日からエチレンオキシド物質が含まれた韓国産ラーメンと食物サプリメントに対して輸入管理を強化する措置を行うことが明らかにされた。

EUが韓国産ラーメンとサプリメントに輸入管理強化措置を施行するのは、該当製品から殺虫剤成分であるエチレンオキシドが検出されたからだ。

EUは、第3国から域内に搬入・流通する食品安全管理の強化のため、管理監督システムである「食品・飼料早期警報システム(RASFF)」を施行している。人体の健康を脅かす物質・製品リストを作り、これを継続的に更新して管理している。問題のある製品は加盟国に共有される。

KOTRAブリュッセル支所の当該報告書キャプション

そのRASFFにおいて、最近、韓国産のラーメンとサプリメント製品に含まれるエチレンオキシドが問題として取り上げられた。

エチレンオキシド物質はサルモネラ感染防止など殺菌を目的に食品に使用されている。欧州では、△変異原性物質(mutagen)、△発がん物質(carcinogen)、△生殖毒(reproductive toxicant)など1B等級に分類されている。

EU執行委は、エチレンオキシドを摂取すると、人体に深刻な危険を招く可能性があると判断し、該当物質を含む製品に対して輸入管理を強化するという計画だ。したがって、今後、当該物質含む韓国産ラーメンやサプリメント製品をEU加盟国に輸出する場合、製品の出荷前に精密検査を通じて様々な証明書を提出する必要がある。証明書を提出しない場合は、輸入通関を拒否されるとみられる。

欧州では昨年、複数の韓国産ラーメンから有害物質が検出されたとしてリコール措置された。韓国では許容範囲の含有量だったが、欧州では基準値を超えた。

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