1年後の有望株トップ10を公式サイトが予想 1位はヤンキース遊撃手

メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリス記者は2023年開幕前のプロスペクト・ランキングのトップ10を予想する特集記事を公開した。今季はアドリー・ラッチマン(オリオールズ)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)といったトップ・プロスペクトたちのメジャーデビューが予想されており、1年後のプロスペクト・ランキングの上位は大きく入れ替わることになる。キャリス記者が予想した1年後のトップ10のうち、投手は1人だけ。遊撃手と捕手が合計8枠を占める結果となった。

1位に選ばれたのは、2021年終了時点のプロスペクト・ランキングで全体15位にランクインしていたアンソニー・ボルピー遊撃手(ヤンキース)だ。2019年ドラフト1巡目(全体30位)指名でプロ入りし、2020年はマイナーリーグが開催されなかったため、昨季が初めてのフルシーズンとなったが、A級とA+級で合計109試合に出場して打率.294、27本塁打、86打点、33盗塁、OPS1.027の好成績をマーク。得点(113)とOPSはマイナー全体で1位、長打(68)は同2位の数字であり、「MLBパイプライン」が選出する最優秀プロスペクト野手に選出された。

ボルピーと同じ遊撃手では、ノエルビ・マーテイ(マリナーズ)が3位、マルコ・ルシアーノ(ジャイアンツ)が4位、マルセロ・メイヤー(レッドソックス)が5位、ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)が8位にランクイン。捕手では、フランシスコ・アルバレス(メッツ)が2位、ヘンリー・デービス(パイレーツ)が9位、ディエゴ・カルタヤ(ドジャース)が10位に選ばれた。

遊撃手と捕手以外では、メジャー通算162勝の左腕アル・ライター(元メッツなど)の息子として知られるジャック・ライター投手(レンジャーズ)が6位、走攻守三拍子揃ったコービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)が7位にランクイン。ちなみに、今回選ばれた10人は2021年終了時点のプロスペクト・ランキングでいずれもトップ30にランクインしており、ルシアーノ(5位)、メイヤー(9位)、アルバレス(10位)の3人はトップ10に名を連ねている。

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