長引く寒さ 来週にかけて日本海側は大雪のおそれ 低温と大雪に関する早期天候情報

 東北、東日本、西日本、奄美の向こう2週間の気温は、寒気の影響を受けやすいため、平年並みか低い日が多い見込み。西日本など16日(水)ごろに平年よりかなり低くなる地方があり、その後20日(日)ごろからの5日間ほどは中国と九州北部(山口県を含む)や九州南部・奄美で、21日(月)ごろからの5日間ほどは東北や東日本、近畿、四国でかなり低くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地方に「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。

 また、日本海側は16日(水)~17日(木)ごろに大雪となるおそれがあるが、来週にかけても寒気の影響を受けやすい見込み。特に、20日(日)ごろからの5日間ほどは山陰で、21日(月)ごろからの5日間ほどは近畿日本海側~東北日本海側にかけて、降雪量が平年よりかなり多くなる可能性があるとして、気象庁は低温の早期天候情報とあわせて「大雪に関する早期天候情報」を発表している。農作物の管理と共に、除雪などの対応にも注意が必要となりそうだ。

早期天候情報とは

14日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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